夏本番まえに加齢臭の原因を知る
加齢臭の原因は
自分の枕に顔をうずめてみたり、シャツの襟を嗅いでみてください。
何かニオイませんか?
その正体は→加齢臭かも!
男女共に40代ごろに感じ始めるひとが多いようです。
この加齢臭の原因は
「ノネナール」とよばれる物質が原因のひとつだと考えられています。
ノネナールは皮脂の成分が酸化することで発生します。
臭いは脂臭い、カビ臭いといったように古びた臭いを感じます。
ノネナールの発生の仕組み
ノネナールは、皮脂に含まれるオメガ7不飽和脂肪酸が酸化することにより発生。
このオメガ7不飽和脂肪酸は加齢により増加するため、加齢臭とよばれています。
オメガ7不飽和脂肪酸は加齢だけでなく、脂っこい食事ばかり摂ると増加し、ストレスや喫煙によりビタミンCが不足すると体内の活性酸素の発生が増え、生活習慣の乱れによって発生するとも考えられているようです。
おやじ臭やおっさん臭と呼ぶ人もいますね。
男性の方が加齢臭を発しやすいことからそのように呼ばれるのでしょう。
なぜ男性の方が加齢臭を発しやすいのか、それは男性のほうが皮脂の分泌が多いからで、男性ホルモンには皮脂が分泌される皮脂腺を活性化させる働きがあり、皮脂に含まれるノネナールも多くなるために加齢臭を発するのです。
女性の加齢臭は?
女性の加齢臭も男性と同じくノネナールが原因なんですが、女性は皮脂の分泌が男性より少ない為臭いを感じにくい。
しかし、ある理由で加齢臭が増すことがあります。
その原因は女性ホルモンの減少にあります。
女性ホルモンには皮脂の分泌を抑える働きがあるといわれますが、加齢やホルモンバランスの乱れで女性ホルモンの分泌が減少し皮脂の分泌が多くなることで女性も加齢臭が増してきます。
女性はホルモンバランスを整えることで加齢臭を改善できることがあるのです。
加齢臭を改善するには
1. 食事の改善
2. ストレス改善
3. 体の洗い方の改善
食事の改善
ノネナールは牛肉やソーセージ、揚げ物、マヨネーズなど脂質の多いものばかり食べると増加。
発生を抑えるには坑酸化作用のある食べ物が効果的で、ビタミンCなどが豊富なほうれん草やブロッコリーがオススメ。
野菜や果物、魚を中心とした食事に改善するよう心掛ける。
ストレスの改善
人の体はストレスが溜まるとさまざまな不調が出るものです。
とくにストレスを受けると脳をストレスから守る為に副腎皮質ホルモンとよばれるホルモンが分泌され、体内の活性酸素が発生し皮脂の酸化が強まり、ノネナールの発生が増加します。
その為、上手くストレスをコントロールできるように改善できれば加齢臭の発生を抑えることが出来る可能性が広がります。
体の洗い方の改善
加齢臭の原因は皮脂の酸化で起きることが分かっており、毛穴に皮脂が詰まり古くなることでも起きます。
古い皮脂はきれいに洗い流さなくてはいけません。
しかし、きれいに洗い流すといってもゴシゴシと強くこすることは禁物。
なぜなら皮膚を強くこすり傷をつけると、傷ついた皮膚を保護しようと皮脂がさらに分泌され悪循環になってしまいます。
一度シャワーで体を温めながら余計な付着物を洗い流し、シャンプーや石鹸などをよく泡立たせ、やさしく洗います。
そして洗い流し忘れがないように、しっかりとシャワーで流す。
さぁ 今日から実践しましょう。